会誌「電力土木」

【　概　要　】

　気泡ソイルセメント柱列壁工法は，従来のソイルセメント柱列壁工法のセメントミルクに気泡を加えた懸濁液を注入しながら削孔混練りし，引上げ混練り時に消泡剤を注入することで気泡を消失させて柱列式連続壁を造成する建設汚泥発生量の低減を目指した新工法である。砂質土と粘性土の 2 種類の地盤で本工法の実証試験を実施し，さらに実際の柱列式連続壁工事に適用した結果，本工法が柱列式連続壁として必要な性能を得られることと，泥土発生量を従来工法と比較して約20〜40％削減できることを確認した。

キーワード：気泡，柱列式連続壁，土留め工，開削トンネル，環境負荷低減

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