会誌「電力土木」

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報告 【流通】 (平成24年1月号)

「鉄塔基礎・地盤カルテシステム」を利用した鉄塔基礎地盤の維持管理

橋本徹

北陸電力(株) 土木部土木技術チーム統括 会員

久保哲司

北陸電力(株) 土木部土木技術チーム課長代理 会員

沢田稔

北電技術コンサルタント(株) 石川支店課長 会員

【 概 要 】

 平成17年 4 月,当社の能登幹線で,基礎地盤の地すべりに起因して鉄塔倒壊事故が発生した。これを端緒に以降 3 ヵ年に亘り,山岳地帯に立地する全送電鉄塔(約5,000基)を対象に,基礎地盤の総点検を実施した。その際並行して,得られたデータ,知見を蓄積し共有化を図るため,「鉄塔基礎・地盤カルテシステム」の構築を開始した。実務での運用開始は平成18年 3 月で,事後,日常的に活用して逐次データの更新を行いつつ,送電鉄塔の維持管理に活用している。本報告では,この内容を報告する。

キーワード:送電鉄塔,基礎地盤,地すべり,総点検,カルテシステム,維持管理

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