会誌「電力土木」

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報告 【水力】 (平成24年1月号)

既設 RC 管理橋の増厚によるダム水門柱の耐震裕度向上工事

北澤智

中部電力(株) 静岡支店 大井川電力センター 土木課 主任

伊豫田光

中部電力(株) 静岡支店 大井川電力センター 土木課 会員

望月真

中部電力(株) 静岡支店 大井川電力センター 土木課 課長 会員

【 概 要 】

 ダムの水門柱は,洪水吐ゲートを開閉するための支持構造物であり,現行の技術基準1)で要求される耐震性能を満足することはもとより,東海地震等の大規模地震が発生した場合でも洪水処理機能を維持できる耐震性能を保有する必要がある。そこで,当社は保安レベル向上のため,既設管理橋を活用したダム水門柱耐震裕度向上策2)を平成21年度から順次実施している。本稿では,既設管理橋が水門柱と RC ラーメン構造を成している場合に,この RC 管理橋を高流動コンクリートと無収縮モルタルで増厚することにより,ダム水門柱の耐震裕度を高め,保安レベルを向上させた事例について報告する。

キーワード:洪水吐ゲート,RC 管理橋,ダム水門柱,ラーメン構造,耐震裕度向上

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