会誌「電力土木」

【　概　要　】

　配電設備の台風被害時の早期復旧の合理化・効率化に資するため，簡易でかつ短時間に被害数の評価が可能な被害予測法を構築し，その手法に基づく台風被害予測システムを開発した。被害予測法の構築にあたり，台風予報値と確率モデルを併用した地上風速・風向の評価方法と，風向別風速，微地形区分，土地利用区分，線路構造および累積雨量を考慮した被害率関数を提案した。また，システム化にあたっては，実務適用に配慮し，営業所別最大風速，暴風域・強風域の突入・離脱時刻，設備被害数を簡易に予測・表示可能なものとした。

キーワード：配電設備，台風，被害予測，復旧支援

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