会誌「電力土木」

【概要】

　アッパーコトマレ水力発電計画(Upper Kotmale Hydropower Project)の Lot-2 工事として，2007年 1 月に土木本工事が着工した。同工事は，堤体積 67,000 m3 のコンクリート重力式ダム，延長 12.5 km の長大水路トンネル，深さ 98 m の大深度立坑となる調圧水槽，延長 620 m，勾配48度の水圧管路斜坑，内空 33,000 m3 の地下発電所等を建設するものであり，その概要は同誌2009年 1 月号にて紹介した。本稿は，同工事のその後の進捗状況を報告するとともに，大深度立坑及び急勾配斜坑の施工方法を紹介するものである。

キーワード：大深度立坑，急勾配斜坑，コンクリート重力式ダム，長大水路トンネル，地下空洞構造物

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