会誌「電力土木」

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報告 【原子力】 (平成23年 11月号)

大間原子力発電所原子炉建屋の基礎基盤

五月女敦

電源開発株式会社 原子力建設部
土木耐震グループ リーダー 会員

天野格

電源開発株式会社 水力エンジニアリング部
土木技術室 課長

河野啓幸

電源開発株式会社 火力エンジニアリング部
調査役(前大間現地本部 大間原子力建設所)

【概要】

 大間原子力発電所の原子炉建屋設置位置付近の地盤は,新第三紀中新世の火山砕屑岩,堆積岩,溶岩及び貫入岩,並びに新第三紀鮮新世の堆積岩から構成され,社団法人日本電気協会「原子力発電所耐震設計技術指針」(JEAG4601-1987)1)の岩盤分類の考え方に基づき,これらの岩盤を17種類に区分している。原子炉設置許可時には,原子炉建屋の基礎基盤には淡灰色火山礫凝灰岩で構成される塊状で均質な岩盤が広く分布すると推定しており,使用前検査において,原子炉設置許可時の岩盤性状の評価と著しい相違がないことが確認された。

キーワード:原子炉建屋,岩盤検査,底盤スケッチ

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