会誌「電力土木」

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特集:環境・リサイクル 【その他】 (平成23年 11月号)

環境に配慮した低炭素型のコンクリート「クリーンクリート」の開発

小林利充

(株)大林組 技術研究所 生産技術研究部 副主任研究員

近松竜一

(株)大林組 技術研究所 生産技術研究部 主任研究員

一瀬賢一

(株)大林組 技術研究所 生産技術研究部 部長

【概要】

 地球温暖化に影響を及ぼす二酸化炭素排出量の削減は,全産業に課せられた重要な課題である。本報では,環境配慮型のコンクリートとして,開発した低炭素型のコンクリート(クリーンクリート)について,基礎的性状とその適用事例について紹介する。このコンクリートは,セメントの代替として,産業副産物である高炉スラグ微粉末やフライアッシュなどの混和材を多量に使用している。このため,二酸化炭素排出量を80%程度削減しつつ,適切な水結合材比を設定することで,50 N/mm2 程度の圧縮強度が得られる。

キーワード:低炭素型のコンクリート,混和材,強度,耐久性,二酸化炭素排出量

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