会誌「電力土木」

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電力土木回想 (平成23年 07月号)

現場主義に生きる我が電力土木人生を顧みて

住吉隆司

元 北陸電力(株) 取締役富山支店長 会員

【1.はじめに】

 1951年の電力再編成から間もなく満60歳を迎える電気事業であるが,今回の東日本大震災を境にして安心と安全,環境と経済・産業のあり方,人々の生活のあり方が大きく見直されていくのではなかろうか。そうした中で電気事業も厳しい時代を迎え,特に電力土木技術者は,「自然とともに生きる技術者」としての生き様が,これまで以上に厳しく問われる時代を迎えているのではなかろうか。  「想定外」の言葉が飛び交う攪乱の中で,「我が電力土木人生」を思い起こしてみることにする。

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